2024年7月の記事一覧
子供自身が考える学びの充実
新しい学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善が求められています。授業が子供たちにとって、「主体的な学び」になっているか・「対話的な学び」になっているか・「深い学び」になっているかという視点から、授業をよりよくしていくことが私たち教師には求められています。
その中で、本校では学習委員会を中心に授業の時間が子供たち自身にとってどのような学びの場となっているのかを検証してくれています。下記は、5月8日に実施した生徒総会時の学習委員会発表資料です。
本校の2本柱である「シラバスとフォーサイト」の取組をさらに進化させてくれています。この後の全校集会(6/19実施)では、振り返りの時間がしっかりと確保されているのかを全教科で確認し、その取組が自分たちの学びにとってどのようにつながっているのかを全校生に対してアンケート調査をとってくれました。シラバスを活用して身に付いたことの自由記述では以下のようなことが書かれています。
振り返る力が身に付いた。授業でわからなかったところを思い出せて復習できた。物事を振り返る。
しっかり振り返ってそれを家で確認して勉強をすることが身についた。ワークをやる習慣がついた。
忘れ物をしない。家でやることが決まった。授業の内容を振り返り、改善点や重要な所を見つける。
自分のミスがだいぶわかるようになった。勉強の振り返りをつける習慣が身についた。
ワークをどこまで進めれば良いか分かるようになった。今後どのようにするかを考えること。
授業の振り返りをシラバスに書いたことによって、ノートがまとめやすくなった。
小学校の時と比べてその時の振り返りができている。一個一個振り返ることができた。
ノートをまとめやすくなり、授業後の内容も考えられるようになった。 など
振り返りの質が高まり、学びに向かう力・人間力が格段と高くなってきています。その子供たちの成長に合わせて、授業が子供たち自身が考える学びを深めるものとなっているのかを今後も検討していき、学習委員会の子供たちの力を借りながら目指す授業を探っていければと考えています。
間もなく38日間の夏休みに入ります。これまでの自分をポジティブに振り返り、さらに「日々成長」していけるような期間にしてくれることを願っています。