2024年11月の記事一覧
実りの秋・・・「なりたい自分へ」
11月2日(土)、統合した那須中学校として10回目の文化祭、そして、創立10周年記念式典。
ダブル開催となり、できる限りの客席を準備して多くの観客の皆様をお迎えして、子供たちの生き生きとした活動ぶりを披露することができました。朝一番からの記念式典では、同窓生が司会進行や記念事業での演奏を行ってくれました。旧高久中学校と旧那須中学校の校歌合唱で、先輩方がステージ上で母校を思い歌う姿は、生徒にとっても大きな励みとなりました。文化祭の午前は、文化的な発表や有志での発表の機会、午後はクラス合唱、合唱部の素晴らしい歌声が体育館中に響き渡りました。昨年度からさらにスケールアップした発表や合唱、これまで積み上げてきたものが良い方向だったということが確認できた場面でもありました。1年生にとっては初めての文化祭。大いに楽しみ、先輩方のパフォーマンスに圧倒された場面もあったことと思います。先輩方の姿を目標にし、これからも日々成長していってくれることと思います。学校に来て楽しかったと感じる、仲間と充実した時間を共有できた実感、そんな思いをつくることが学校にとっては大事だと考えています。午前中の有志発表の場にも多くの生徒がチャレンジしていました。昨年度からの引き続きで、元生徒会長の平山宗一郎さんは幕間を盛り上げる一発芸を披露しました。授業だけでは見られない生徒の様子を見ることができて、新たな一面を発見しました。きっと、私と同じ思いをもたれた保護者の方も多かったのではないかと思います。まさに学び多き・実りの秋となりました。来年度の文化祭に今年度の成果を引き継いでいってくれると思います。
人の成長はよく「守破離」になぞられて語られます。「日々成長」を那須中学校のテーマに設定したのは、「離」の段階に入ってほしかったから。でも、一度、守破離のサイクルが回ったからといっても、そこで完成ではありません。私たちは停滞したり、失敗したり、後退したりしながらも何度も何度も、このサイクルを繰り返し、「なりたい自分へ」と成長していきます。いろいろな場面でチャレンジする子が多くなってきています。失敗を恐れるのではなく、失敗することで成長できるとポジティブに考え、これからも多くのことにチャレンジし、自分の可能性を広げていってくれることを期待しています。
また、11月18日(月)から22日(金)には2年生のマイチャレンジ(職場体験学習)がありました。31の事業所の皆様に御協力いただき実施することができました。事前研修として国際医療福祉大学の3年生によるソーシャルスキル研修で職場体験に入る心構えを学びました。また、大学生から医療の道を志した話を聞いて、自分自身の進路についても考える機会になりました。各事業所での活動で、自分自身の新たな一面を発見する機会となったと思います。この機会を通して、自分自身が変わるターニングポイントとなることにも大きな期待を寄せています。
中学校教育で「生きる力」を身に付け、社会で通用する教育を進めていけるよう今後も努力していきます。