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御卒業おめでとうございます。これからの未来に幸多きことを願って。

本校第9回卒業式、卒業生代表筒井森太郎さんの答辞、校長式辞の一文を抜粋し紹介します。

答辞一部抜粋 

在校生の皆さん。今までありがとう。皆さんのサポートがあったからこそ、私たちはここにいます。皆さんとの思い出は私たちにとってかけがえのない思い出です。私たちが皆さんに教えてあげられたこと以上に、私たちは皆さんからたくさんのことを教わりました。一年生は、4月から先輩となり、後輩のお手本となります。立派な姿を見せられるように、部活も勉強も頑張ってください。二年生は、最上級生となり、学校の顔になります。受験勉強や、修学旅行、部活では最後の大会・コンクール……たくさんのことが待ち構えているでしょう。リーダーとして、学校を引っ張って行ってください。これからの活躍を期待しています。

私達の学校生活を支え、導いてくださった校長先生。諸先生方。いつも、優しく、頼もしく、時には叱ってくださったりもしました。悩み事があった時には親身になって相談に乗ってくださり、勉強や部活動で、一生懸命サポートしてくださいました。私たちが楽しく学校生活を過ごすことができたのは、いつもの私たちを温かく見守ってくださった先生方のおかげです。先生方は私たちが成長するためにたくさんのチャンスをくださいました。前向きに私たちを指導する様子は、私たちのことを本気で思っていてくれていたのだと実感しています。先生方から教わったことはきっと忘れません。私たちは先生からそのことを励みに、これからの人生、立派に歩んでいきたいと思います。

そして、私を支えてくれている家族。これまでの15年間、いつも温かく見守り、支えてくれてありがとうございました。八つ当たりをしてしまったり、迷惑をかけてしまったり、我儘を言ったこともありましたよね。ですが、辛いときにはそばにいて、話は何でも聞いてくれました。深い愛情に包まれて育てられてきました。どんなに無口で、愛想をついたように見えても、私たちは感謝の気持ちを忘れたことはひとときもありません。私は、お母さんとお父さんの子供であって、本当に嬉しく思います。これから先、まだまだ教わり、まだまだ成長していきます。これからも迷惑かけて困らせてしまうと思います。私からも恩返しができるように、そして尊敬する両親や祖父母のような人になれるように頑張っていきたいと思います。

そして、3年間、ともに歩んできた仲間たち。みんなとの大切な日々も今日で終わります。どんなに涙を流して嫌がっても、誰かに頼んでも、戻ることはできません。しかし、そんなふうに思えたのは、今まで、みんなと過ごせたからです。今日という日を待ち望んでいたと言うと嘘になりますが、この学校でみんなと出会い、3年間を共に過ごし、そして今日、ともにこの学校を卒業できることを嬉しく思います。この中学校生活は、きっと、私の人生の宝物になるでしょう。母校、那須中学校の思い出、たくさんの人への感謝を胸に、夢へ向かって羽ばたいてください。

式辞一部抜粋

自分自身で決めた進路、その道は様々ですが、未知の世界に対する不安や緊張感を、「自分で道を切り開いていくんだ」という高揚感に変えて羽ばたいてほしいのです。そこで、そのために心がけて欲しいお願いが二つあります。

一つは、「日々成長」の気持ちを持ち続けてください。自分自身としっかりと向き合い、昨日の自分よりも一つでも成長できるように、ものごとをポジティブにとらえていくことが大切です。そして、「言霊」という言葉があるように、言葉には良くも悪くも発した通りの結果をもたらす力があるとされます。マインドを正しい方向へ変えるためには、自分に対しても周りに対してもポジティブな言葉をかけることが重要です。

もう一つは、「失敗は成功の基」という言葉のとおり、何事にも失敗を恐れずにチャレンジしてください。失敗から学ぶには、失敗を成功へのプロセスだと考え、チャレンジを続けることが大切です。アップル社の共同設立者スティーブ・ジョブズ氏は、「終着点は重要じゃない。旅の途中でどれだけ楽しいことをやりとげているかが大事なんだ」という名言を残しています。成功のために失敗から学ぶという四字熟語「試行錯誤」で台頭した成功者の一人です。失敗とは、成功に必要な知識を体感・実感するためのプロセスと考え、これからも「試行錯誤」を続けていってください。

御卒業おめでとうございます。卒業生49名の未来に幸多きことを願っています。