旅行的行事で「成長」を実感。成長の源は「信じる力」。
バスケットボール日本代表が見事パリオリンピックの切符を手にしました。テレビの前で手に汗握った方も多いと思います。私も漫画『SLAM DUNK』以来、バスケットボールに夢中になりました。ゲーム展開だけでなく、日本代表監督であるトム・ホーバスヘッドコーチ(HC)にも注目していました。ホーバスHCは「自分のことを信じるよう」に口に出して、発言させたそうです。言葉には魂が宿るといわれています。今大会に向けた合宿の初日のミーティングで、このような言葉を口に出せるかを選手に問いかけてきたそうです。4年前のW杯で32カ国中31位だった日本が、わずか12カ国しか出場できない五輪の出場権を勝ち取れた理由はただ1つ。選手たちが自分たちのことを信じられたことにあります。そして、それを促したのは「自分を信じてください」と言い続け「BELIEVE」という言葉を合言葉のように使い続けたホーバスHCの信念だったと思います。
3年生の修学旅行・2年生の東京自主研修、旅行的行事での「成長」を実感しました。旅行的行事における「学び」は、通常授業の延長として事前事後学習を行い、その過程で生徒の「主体性」を育むことが重要です。そのためには、子供たちを信じて委ねることも大切です。今年の3年生・2年生ともに子供たちを信じて、委ねるところがたくさんありました。京都での班別行動、タクシーだけでなく午後には公共交通機関を使っての活動を取り入れました。最終日にも半日のタクシー班別行動。上野公園からの班別行動、専門学校に行った後には、さらにチームが分かれて思い思いの場所で時間を過ごし、いくつかのグループは予定を少しオーバーしての上野集合。そのことも想定してバスの駐車時間や出発時間を設定していました。先生方が子供たちを信じて委ね、子供たち同士も仲間を信じてかけがえのない時間を過ごすことができました。もちろん自分自身の力も信じて。私自身、3年生の子供たちと寝食を共にして、改めて子供たちの「成長」を実感しました。3日間大変お世話になりました。また、子供たちを送り出す準備をしていただきありがとうございました。子供たちを信じて委ねること、御家庭でもよろしくお願いします。
学校生活の中で、一人一人が「日々成長」していけるよう先生方と力を合わせていきます。今後とも御理解と御協力をよろしくお願いします。