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失敗は成功の入り口

私が尊敬する教育者の一人、元帝京大学ラグビー部岩出雅之監督。著書で「逆境を楽しむ力」から伝えたい内容があります。「失敗は成功の入り口」の部分を以下に引用します。

「ただ、苦しさのまっただ中にある時は、プラス面になかなか気づけないものです。特に10代や20代前半では、まだ精神的に幼い部分があるので、どうしても目の前にある苦しさばかりが見えて、貴重な体験がわからないのですが、それは若さゆえで仕方がないことです。多少失敗したと思っても、『この体験は将来、財産になる』と信じて、あまりくよくよしないでください。若い人たちには、普段から失敗を前向きに受け止めるトレーニングをしておくことをお勧めしたい。本当にだめな失敗というものは実は少なくて、失敗のほとんどには『学び』があります。『失敗は成功の入り口』なのです。2022年1月、大学ラグビー選手権の決勝戦では、私は選手たちにこんな言葉を伝えました。『1年間やってきたことを、この試合で全て出し切ってほしい。プレーをしていたらミスをするかもしれない。イライラして集中力が低下することもある。そんな時ほどポジティブになろう。失敗は必ず成功の入り口になる。失敗は、次にチャンスが来る合図だ』失敗しても前を見て進もうという願いを込めて話しました。試合中に後悔していたら、あっという間に時間が経過して終わってしまいます。人生も振り返ってみたら、『若い時代』はとても短い。その時は長く感じても、振り返ると一瞬の短い出来事のように思える日が必ず来ます。だから、悲観的に考えすぎず、苦しい時だからこそ、不安の多い時だからこそ、マイナス面に目を奪われず、『失敗は成功の入り口』と、発想を根本からポジティブに持っていってほしいと思います。」

間もなく38日間の夏休みに入ります。これまでの自分をポジティブに振り返り、さらに「日々成長」していけるような期間にしてくれることを願っています。