コロナ禍の中での旅行的行事の意味。「非日常」から「学び」へ
現在、新型コロナウイルスが蔓延し様々な自粛が強いられている中、感染リスクと安全性の担保のために大きな負担を抱えながらも多くの学校で修学旅行等の旅行的行事を実施しているのは、修学旅行等でしか得られない教育的効果があるからだと考えています。今後、時勢によって修学旅行等の内容や形態が変化し続けたとしても、修学旅行等の価値は変わらず、学校教育において重要な役割を果たし続けると思います。旅行的行事における「学び」は、通常授業の延長として事前事後学習を行い、その過程で生徒の「主体性」を育むこことが重要です。「非日常」的な経験が生徒の「学び」をより豊かなものにし、行事を通して学び方を学ぶことで、その教育効果はキャリア教育の醸成や価値観の形成、変化に関与する、教育的に非常に有意義なものであると考えています。
本校でも3年ぶりに京都・奈良への修学旅行を9/1~3で実施しました。それに併せて、1年生の宿泊学習、2年生の会津研修旅行も行いました。子供たちからのお土産話や学年だよりで、どのような活動を行い、どんな成長につながったのか確認していただければと思います。修学旅行の3日間、一緒に子供たちを見ていただいた添乗員の方からは多くのお褒めの言葉をいただきました。一つ紹介します。「夕食時、大部屋での会食の際に、スリッパをきれいに並べていました。あれほどきれいに並べている学校は初めてです。」私も玄関の履き物をそろえることは気にしているので、この褒め言葉はとてもうれしかったですし、子供たちの成長をしっかりと確認する場面でもありました。3日間大変お世話になりました。また、子供たちを送り出す準備をしていただきありがとうございました。
学校生活の中で、一人一人が「日々成長」していけるよう先生方と力を合わせていきます。今後とも御理解と御協力をよろしくお願いします。