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6校時のカット、「魅力ある学校」目指しての取組

学習指導要領、学校教育法施行規則で定められている標準時数は1年間で1015時間です。35週×29時間(週当たり)というのが標準時数になっています。本校では、今年度1100時間を越える時数を予定していました。感染症や自然災害に備え、子供たちに確かな学力を育むことから教育課程を編成(時間割を作成)していました。今年度4月21日付に文部科学省からの「教育課程の編成・実施状況調査の結果について」で、次の3点について対応する旨の連絡が入りました。

1.各学校の指導体制に見合った授業時数を設定する必要があること。

2.災害や流行性疾患による学級閉鎖等の不測の事態に備えることのみを過剰に意識して標準時数を大幅に上回って教育課程を編成する必要はないこと。

3.教育課程の実施に当たって学校における働き方改革に配慮した対応を検討することが重要であること。

前期10月までの子供たちの「日々成長」学力の向上と11月から下校便であるスクールバスが16:45の1本になることから5時間目までの授業実施とし、その後、1・2年生は部活動、3年生は入試に向けた学習会を予定していきます。各教科の学習進度から、11月から2月の期間で6時間目をカットしても、年度末には各教科履修する内容が終了することを確認しています。校長は、教育課程を決める第一義的な責任者です。授業時数を決めるに当たって、まずは子供たちの学力をしっかりつけること、子供たちの資質能力をしっかりつけること、そして、教職員の働き方改革という視点も重要であると考えています。1・2年生は部活動の時間がしっかりと確保されます。自分たちで目標とする姿目指して、日々の取組をより充実したものにしてくれると信じています。また、そこを後押しできるような部活動指導を先生方にはお願いしていきます。また、3年生の入試に向けた学習会では、目的意識の高い子供たちが仲間と共に学び合うことでさらに飛躍的に学力が伸びると思います。

6校時のカットは「魅力ある学校」目指しての取組となります。保護者の皆様には、これまで同様、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。これからも那須中生の「日々成長」を全力で応援していきます。