御卒業おめでとうございます。これからの未来に幸多きことを願って。
本校第8回卒業式、卒業生代表さんの答辞、校長式辞の一文を抜粋し紹介します。
答辞一部抜粋
卒業を迎える今、中学校での今までの活動のすべてが「生きる」ということにつながっていたのだと確信しています。それらは、教科の授業で学ぶ知識はもちろん、行事や普段の学校生活の中から学ぶ「仲間と何かをやり遂げる達成感」や「仕事を最後までやり抜く充実感」、「仲間の中で自分の居場所を見つける力」など、自分では気づいていないたくさんのものでした。
今日(こんにち)まで熱心にご指導下さった校長先生はじめ諸先生方、本当にありがとうございました。時には反抗してしまって御迷惑をかけたり、一緒に心の底から笑いあったりしたこともありました。どんなときも、厳しく、優しく、親身になって私たちを支えてくださいました。先生方は、何をするにもまず私たちを信じ、任せようとしてくださいました。私たちの成長のために、いろいろなことを経験するチャンスを与えてくださいました。私たち一人一人を大切に考えてくださっていたことを実感していました。先生方には、いくら言っても言い足りないほどの「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。これからも先生方から教えていただいたことを心の励みとして、自分を磨いていきたいと思います。また、陰ながら私たちを支えてくださった事務長さんや学校栄養士の先生、用務員のさん、指導助手の先生方にも感謝の気持ちでいっぱいです。
在校生の皆さん。皆さんには私たちの姿がどのように映っていたのでしょうか。頼りない存在に映っていたかもしれません。委員会活動、部活動、行事…、私たち三年生にたくさんの力を貸してくれました。皆さんから教えられたこともたくさんありました。これからも先生方の教えを守り、学習や部活動にますます励んで下さい。
かつてこの那須中を巣立っていった多くの先輩方が築いてくださった伝統に、私たちの三年間の想いを込めたバトンを渡します。そして、三年間ずっと一緒に歩んできた七十三名の仲間。みんなで一緒にいられることは、今日が最後になると思うと、とても寂しいです。卒業することが悲しいのは、きっとみんながいてくれたからです。部活動でも行事でもみんなで協力しあえたからこそ成功を収めることができました。辛いときも、楽しいときも、いつも側にいてくれました。本当のことを言えば、卒業なんてしたくありません。いつまでも、みんなと一緒にいたいと思っています。でも今日でみんなとお別れです。みんなと分かち合った想い出すべてが、中学校生活最高の贈り物です。みんなと三年間一緒に学んでこられたことを、ほんとうに嬉しく、幸せに感じます。
式辞一部抜粋
自分自身で決めた進路、その道は様々ですが、未知の世界に対する不安や緊張感を、「自分で道を切り開いていくんだ」という高揚感に変えて羽ばたいてほしいのです。そこで、そのために心がけて欲しいお願いが二つあります。
一つは、「日々成長」の気持ちを持ち続けてください。自分自身としっかりと向き合い、昨日の自分よりも一つでも成長できるように、ものごとをポジティブにとらえていくことが大切です。そして、「言霊」という言葉があるように、言葉には良くも悪くも発した通りの結果をもたらす力があるとされます。マインドを正しい方向へ変えるためには、自分に対しても周りに対してもポジティブな言葉をかけることが重要です。
もう一つは、「失敗は成功の基」という言葉のとおり、何事にも失敗を恐れずにチャレンジしてください。これまでの正しいやり方であるとか、その決まった習慣にただ従事するだけではこれからの社会の変化に立ち遅れます。今の世の中で求められるのはスピーディーに転換・改善し、問題解決ができる力です。例えばフェイスブックやラインの新しい機能やサービスは、最初は穴だらけでしたが、利用者からのフィードバックを受けてどんどん改善するというサイクルを回しながら、結果的により良いものを生み出しています。それが今の社会の創造価値の在り方です。常に、創造する意欲をもってチャレンジしてください。そしてフィードバックしながら改善すれば良いとシンプルに考えて行動していってください。向けて計画・実践すること、そんな那須中学校をこれからも目指していきます。
御卒業おめでとうございます。卒業生名の未来に幸多きことを願っています。