マインドセット「やればできる!」の研究
著書『マインドセット「やればできる!」の研究』(キャロル・S・ドゥエック)を知っていますか。2016年に発行されて増補改訂されている世界的ベストセラーです。学業・ビジネス・スポーツ・人間関係、成功と失敗、勝ち負けは、“マインドセット"で決まる。 20年以上の膨大な調査から生まれた、「成功心理学」の古典的名著で、 同じような能力でも一度の失敗で「もうダメだ」と落ちこむ人と何が失敗の原因かを考える人がいる、 問題がむずかしいとやりたがらない子、むずかしい問題ほど目を輝かせる子がいる、それらの違いは、どこからくるのか?能力や才能は生まれつきではないことを20年間の調査で実証した正真正銘の“成功者たちの心理学"です。その中で、「人間の能力は学習や経験によって伸ばせるものなのか、それとも、石版に刻まれたように変化しないものなのか。今、あなたがどちらの説を信じるかによって、あなたの未来は大きく変わってくる。
自分の能力は石版刻まれたように固定的で変わらないと信じている人:「硬直マインドセット=fixed mindset」
人間の基本的資質は努力しだいで伸ばすことができるという信念:「しなやかマインドセット=growth mindset」
「うまくいかないときにこそ、粘り強い頑張りを見せるのが『しなやかマインドセット』の特徴だ。人生の試練を乗り越える力を与えてくれるのは、このマインドセットなのである。とあります。また、本書の中で、著名な教育心理学者、ベンジャミン・ブルームが、「米国および他の国々の学校教育について、40年間にわたる綿密な調査を行った結果、まず第1に分かったのは、学習できる環境があるかぎり、世界中のほとんどだれでも能力を伸ばすことが可お能だということである」やればできるという信念を持って指導に当たった教師のもとでは、生徒の学力差がなくなっていった。それは、その教師たちが「できない」生徒の心をとらえて動かす方法を心得ていたからである。ともあります。生徒(子供)に関わる大人(教職員・保護者)によって、子供は成長していきます。子供たちのもっている可能性を最大限発揮できる関わりをしていければと考えています。